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わたしたちは、マルチリンガルネットワークというサイトを
1996年から続けてきました。「個人が世界とつながること」を目指し、経験と実績を積んできました。
インターネットが普及する以前、「個人が世界とつながる」なんて、なかなか考えられないことでした。しかし、マルチリンガルネットワークを
通じ、ひとりひとりの個人が、いとも簡単に世界とつながれることを実感できました。
そして、わたしたち自身のステップアップを含め、新しいことにチャレンジしたいという気持ちが高まりました。それがJEXPOです。
これまで、輸出なんて考えたこともなかったというみなさんも、そして、わたしたちも、みんな、輸出を通して、「世界の人たちに喜んでいただく」ことを目指します。
そして、とかく、世界に対して、引っ込み思案になりがちな、われわれひとりひとりの日本人を強くしたいと思っています。
近代日本は、輸出で発展してきました。そして、その輸出を支えたのは、大企業でした。
「輸出」とは、とかく大掛かりな仕事ですから、かつては、大資本とインフラと組織が必要不可欠でした。多くは「商社」が関与してきました。
わたしたち日本人にとって、輸出といえば自動車といった具合に、大企業のイメージがついてまわります。いつしか、「輸出
は、大企業がするもの」という固定観念を抱くのも当然のことでした。
しかし本来、輸出自体は、中小企業でも、個人でも、できます。旧来からできま
したが、今日では、さらにインターネットという通信インフラも普及してしました。このため、実は、資本もインフラも組織も必要とせず、中小企業や個人でも簡単に輸出できるだけの環境は、じゅうぶん整ってきています。個人で、オークションやアマゾンのマーケットプレイスなどで海外との売買を経験された方も多いでしょう。
ところが、現在でも、個人・中小企業と大企業の間には、決定的な違いが、ひとつだけあります。それは、「信用」です。
貿易や輸出入に関する本を読むと、とたんに「L/C(信用状)」とかいう、聞き慣れない言葉がやたら目につきます。これらは、いきつくところ、遠く離れた得体の知れない相手と取引したい者同士が、お互いがお互いを「信用できる」ことを証明するための仕組みです。
「信用」は、金融機関が発行する「L/C」によって保証されます。ですから、銀行からなかなか融資を受けられない個人事業者の方などは、L/Cも発行してもらえません。
大企業が中小企業や個人よりも信用できる、ということではありません。「信用ならない」事態に陥ったとき、大企業のほうが何らかの形で、その担保を用意したり、補償できたりしやすい、ということに過ぎません。ですから金融機関は、
大企業に対してはL/Cを発行するのです。
大事なのは、ここからです。では、L/Cがないと輸出できないかというと、そうではありません。要は、取引相手同士が、直接お互いに信用しさえすれば、輸出してもいっこうにかまわないのです。この場合、L/Cは不要です。
じゃあ、ひとりひとりの人間は、相手を簡単に信用するものでしょうか?外国人から、「貴社(あなた)の商品を買いたい。料金は必ず払うから、商品を送ってくれ」という注文を受けたときのことを想像してみましょう。やっぱり、おいそれとは輸出しないでしょう。一方の
、この外国人だって、そう簡単には、先払いするよ、とは言い出さないでしょう。
これが、「信用」に関わる問題の本質です。言語の違いとか、輸出手続の複雑さだとか、問題は他にもいろいろあります。しかし、中小企業や個人が輸出しようとする際のもっとも重大な問題、それは、「信用」です。
ところで、わたしたちは、マルチリンガルネットワークというサイトを「個人」のままで運営してきました。マルチリンガルネットワークでは、世界中の個人と個人をひきあわせるという活動をやっていますが、その活動を提供するわたしたち自身も、「個人」でありつづけてきました。
その結果、わたしたちのサイトは、世界的にみても、きわめてユニークなポジションを手にすることができました。それは、「個人」でありながら、世界を相手にし、なおかつ、相応の「信用を得ている」サイトであるというポジションです。
マルチリンガルネットワーク自身は、個人事業であるにもかかわらず、不特定多数の外国人、もちろん個人の方から入金を受けたりしています。もちろん先払いです。その実績数としては、日本国内では、かなり上位のほうに入ると思います。
また、外国人常時約20,000人を相手とするコミュニティサイトを目立ったトラブルもなく、本業のかたわら、毎日1~2時間程度の時間をあてるだけで管理してきました。
思い上がった言い方ではあると感じていますが、個人のままでも、世界に認めてもらうことは十分可能であることを実証できていると思っています。
また、外国人個人の方との付き合い方というのは、体得できていると思います。
そういったことから、このJEXPOに思いいたりました。今、日本には、「海外に商品を輸出してみたい」という個人事業主や中小企業の方がたくさんいらっしゃいます。
個人で手作りの作品をネット販売しているような方も然りです。一方で、「日本の商品を買いたい」という外国人がたくさんいます。
そういった個人と個人、あるいは中小企業をひきあわせ、お互いの望みをかなえる手助けするのに、わたしたちの少しばかりの「信用」を役立ててみたいと考えたのです。
マルチリンガルネットワークとJEXPOが得ている「信用」、それが、まだまだちっぽけなものであることは、十分理解しています。いつ失われるものかも知れません。みなさんが、JEXPOそのものに対して、懐疑的になることも十分承知しています。しかし、このちっぽけなわたしたちを信用いただける方に対しては、わたしたちも、「輸出してみたい」というみなさん夢の実現をお手伝いさせていただきたいと考えています。
Seller will not ship internationally
、「海外発送はしません」という案内を載せている個人サイトやオークション、企業さんをたくさん見かけます。理由は、いろいろあるでしょうが、単に外国語が苦手とか、外国人との交渉が面倒、
一度トラブルがあった、というだけであるなら、とてももったいないなあ、と思います。
「個人がやる事業」には、何かうさん臭さがつきまといます。それを払拭するには法人化しさえすればいいのですが、それでは、面白くありません。つまらないです。わたしたちは、個人のままで「信用」を得ることが、どれだけ大変であるかを知っています。しかし、それ以上に、個人のままで「信用」を得ることが、至高の充実感を味わえることを知っています。
わたしたちは、顔をあわせたこともない外国人と仕事をするわけですから、その壁は、さらに高いものです。しかし、だからこそ、わたしたちは、それに挑戦していきたいのです。
そこで、わたしたちJEXPO自身は、個人にこだわ
り、「個人」として活動していきたいと考えています。もうしばらくは、個人事業にとどまるつもりです。
当面、法人化は考えていません。
世界を相手に、「個人」としてのわたしたちひとりひとりを認めていただき、人に役立つ仕事ができるなら、こんな有意義な活動はないでしょう。わたしたちは、それを目指していきます。
そして、JEXPOをご利用いただくみなさまも、JEXPOを通して輸出する技術とノウハウを少しずつ身につけ、いずれは、みなさまご自身の手で輸出ができるようになっていただきたいのです。場合によっては、みなさんがおもちの技術やノウハウに遠慮なく甘えて、助け合ったりしていきたい。そしてその結果、みなさんも、わたしたちも、「世界と渡り合える個人」として、ひとまわりたくましくなりたい、そう考えております。
また、将来は海外との取引を本格的に始めたい、という方には、まずは、JEXPOをサンプル取引
などの取っ掛かりとしてお使いいただくこともできまると存じます。
わたしは、一時期迷っていました。揺れていました。「世界を相手に仕事する」ことを大げさに考えたとき、つい、行政書士や通関士を目指したり、LLP設立を考えたりしていました。それらは、事業をするための基盤を固めていたつもりでしたが、じつは「自己防衛手段」を一生懸命考えているに過ぎないことに気がつきました。
管理社会だとか、コンプライアンスだとか、その必要性はわかりますが、それだけじゃ息がつまってしょうがない。つまんない。そして、「本質」ではない。
そうじゃない。マルチリンガルネットワークの目指すべき方向は、「人なつっこく、ちょびちょび、世界のひとりひとりの方と仕事をする」ということなのだと気がつきました。
まっとうな発想で、まっとうなことをやっていれば、それで喜んでくれる人もでてくるし、そういった人に支えられて自分も生きていける。そう考えられるようになってきました。めぐりめぐって、また原点に戻ってきた感じです。
世界の個人と個人とをつなぎたい。だからこそ、「個人」のみなさまも、企業のなかにいっらっしゃる「あなたさま」も、
ありのままのわたしたちを、おひとりおひとりの目でご判断いただければ幸いです。
マルチリンガルネットワーク/JEXPO主宰
堺武志
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